こんにちは!
フルートインストラクターのtakoです♪
いつもF-PROを見てくださり、
ありがとうございます!
今回は、
腹式呼吸の必要性と
腹式呼吸をマスターできる簡単練習法を
お伝えしていきます!
まず、さっそく
あなたに伝えたいことがあります。
それは、
あなたのフルートの音を作っているのは
間違いなく〝あなた自身〟であり、
あなたの息のコントロール次第で
フルートの音が良くも悪くもなる
ということです!
息を自由自在に
コントロールしていくために、
フルートでは腹式呼吸を使います。
つまり、もしあなたが
腹式呼吸をマスターしなければ
あなたは息のコントロールが出来ず、
- 息が続かず、すぐにバテる
- 不安定な濁った細い音出せない
- 肩に力が入り呼吸がしづらくなる
- 一定の音量でしか吹けない
こういうことになるので、
あなたがどんなに練習しても、
どんなに良い楽器にグレードアップしても、
全然上達しません!
そして、そのままあなたは
ずっとフルートパートの隅っこで
ひっそりと演奏する存在になる
こんな未来になっても
おかしくはありません……。
※1stパートや2ndパートの首席フルート奏者をトップと言い、ソロはトップの人が演奏します。トップ以外の奏者はアシスタントと言い、トップの演奏を補助する役をします。
フルートを上達させたいあなたなら、
2ndアシスタント固定なんて
絶対嫌ですよね?
では逆に、もしあなたが腹式呼吸を
完全にマスターできればどうなるでしょう?
腹式呼吸をマスターできれば、あなたは
息のコントロールが上手になるので、
- 長く息が続き、体力もつく
- 安定した響きのある太い音を出せる
- 上半身を脱力して演奏できる
- 音量のコントロールがしやすい
このような良いことがあり、
たとえ短時間しか練習できなくても、
また初心者モデルの楽器を使っていても、
あなたは必ず上達していきます!
そして、いずれあなたは
フルートパートの中核的存在になり、
常に演奏をリードする立場になる
こんな未来が待っています!
アニメ『響け!ユーフォニアム』より
この記事を最後まで読めば、
あなたは腹式呼吸を
マスターすることが出来ます!
さぁ、このまま記事を
読み進めていきましょう!
そもそも、なぜ腹式呼吸じゃないといけないの?
人は呼吸をするために、
胸式呼吸(肺呼吸)と腹式呼吸の
どちらかを使っています。
(この記事では読みやすいように、
以後は肺呼吸という言葉を使っていきます。)
ざっくり言えば、 息を吸った時に
- 肩が上がる → 肺呼吸
- お腹が膨らむ → 腹式呼吸
そもそも根本的な話をすると、
実は肺呼吸も腹式呼吸も、
息を入れているのは〝肺〟なんです!
これはどういうことかというと、
肺呼吸と腹式呼吸では、
肺の動き方が違うのです。
このイラストのように、
肺呼吸では肺を上に広げていますが、
腹式呼吸では肺を下に広げています。
だから、結局はどちらも
肺を使ってることに変わりないんです。
では、なぜ肺呼吸が
管楽器向きではないのかというと、
- たっぷり息を吸えない
- 肩に力が入ってしまう
- 長い音を安定させれない
- 音量のコントロールができない
- 音色のレパートリーを作れない
このようなデメリットがあるからです。
たっぷり息を吸えないと、
長く吹き続けることはできません。
肩に力が入ってしまうと、
音の響きや伸びやかさが失われます。
長い音が安定させれないと、
フルートパート全員で
綺麗なハーモニーを作れません。
音量のコントロールができないと、
フォルテ( f )の時は音量が足りず、
ピアノ( p )の時は
音量を出し過ぎてしまいます。
音色にレパートリーが作れないと
音楽表現の幅がなくなり、
演奏に面白みをつけれません。
こうやってみると、
結構大きなデメリットですよね。
では、
腹式呼吸の方はどうかというと
このようなメリットがあります。
- たっぷり息を吸える
- 身体をリラックスさせれる
- 長い音を安定させれる
- 音量のコントロールができる
- 音色のレパートリーを豊富に作れる
たっぷり息を吸えると、
長く吹き続けることができます。
身体をリラックスできると、
音に輝きや伸びやかさが生まれます。
長い音を安定させれると、
フルートパート全員で
綺麗なハーモニーを作れます。
音量のコントロールができると、
あなたの音楽に立体感が出来て、
表現の幅が広がります。
音色のレパートリーが増えると
音楽に感情をつけることができ、
聴いている人に感動を与えれます。
つまり腹式呼吸をすることで、
心地よくのびのびと
フルートを演奏できるのです!
ですが、腹式呼吸には
というデメリットもあります!
フルート初心者はもちろんですが、
フルート経験者でも
腹式呼吸ができているつもりで
実はできていなかった
ということは、よくある話です。
そのため、
確実に腹式呼吸の感覚を掴んで
しっかり身体に覚えさせることが
重要になります!
腹式呼吸をマスターするための簡単4ステップ
腹式呼吸はやり方さえ分かれば
誰でもすぐに出来るようになります。
ですが個人差もあるので、
完全マスターするまでには
1週間〜1ヶ月くらいを目安で
考えておきましょう!
さて、腹式呼吸をマスターするには、
この4ステップを順番にクリアしていけば
大丈夫です!
② 身体を起こして呼吸する
③ 前かがみの状態でフルートを吹く
④ 身体を起こしてフルートを吹く
腹式呼吸の練習をする前に、
ウエストのベルトやホックを緩めるか、
ジャージに着替えるなどして
お腹周りの圧迫を無くした上で
実践していきましょう!
① 前かがみになって呼吸する
まずは楽器を持たずに真っ直ぐ立ち、
両脇腹に手を当ててみてください。
ハードな運動をした時に、
たまに脇腹が痛くなりますよね?
その辺りです。
実は腹式呼吸では、
お腹のおへそ辺りではなく、
両脇腹辺りが一番膨らみます!
腹式呼吸をマスターするには、
この両脇腹に意識を向け、
両脇腹をしっかり膨らませる感覚を
掴むことが一番のポイントです!
この時に注意してほしいのは、
肩に力を入れないということです!
肩はストンと楽に落とし、脱力します。
上半身はどこも力を入れません。
では、両手を両脇腹に当てたまま、
このように前かがみの姿勢になりましょう。
だいたい45°くらいの角度です。
もちろん、肩に力は入れません。
そして、このまま
ゆっくり呼吸してみてください。
息を吸う時に、
あなたの身体のどこが動いてますか?
両脇腹ですよね??
人間は前かがみ姿勢になると、
自然と腹式呼吸になるのです!
両脇腹は、
息を吸ったら膨らみ、
息を吐いたらしぼみます。
まずはこの体勢のまま、
両脇腹がしっかり動くようになるまで
何度も呼吸を繰り返します。
両脇腹が動く感覚が掴めてきたら、
次は両脇腹に息を溜め込むイメージで
口からたっぷり息を吸い、
限界まで息を入れます。
そして、両脇腹がパンパンになったら、
お腹の中にある息を
お腹周りの筋肉の圧力で
押し出すイメージで
ゆっくりとしっかり吐き切ります。
この、たっぷり息を吸って
しっかり吐き切るという動作を
慣れるまで何回も繰り返しましょう。
② 身体を起こして呼吸する
では次に、
そのまま身体を起こして
真っ直ぐ立ちましょう。
ここでももちろん、上半身脱力です。
肩は落として楽にしましょう。
そして、両脇腹に全集中を注ぎ、
①の時のように
両脇腹に息を溜め込むようにたっぷり吸い、
お腹周りの筋肉の圧力で息を押し出すように
しっかり吐ききります。
ちゃんと両脇腹が動いていますか?
両脇腹がいっぱいに膨らんでいますか?
このように真っ直ぐの姿勢は
先程の前かがみの姿勢と違って、
しっかり意識しないと
脇腹は動いてくれません。
ここでしっかり両脇腹が膨らんだり
しぼんだり出来るようになるまで、
何度も深い呼吸を繰り返します。
もし、まだ両脇腹の感覚が
上手く掴めてなさそうであれば、
一度①の前かがみの姿勢に戻って
①と②を交互に行い、
両脇腹をしっかり動かせるようになるまで
繰り返しましょう。
③ 前かがみの状態でフルートを吹く
ここでフルートを使います。
①の前かがみの姿勢になり、
その状態でフルートを構えてみてください。
両脇腹に息を溜め込むイメージで
たっぷり息を吸います。
そして、
お腹周りの筋肉の圧力で息を吐きながら
中音のG(ソの音)を
長く伸ばして何度か吹いてみましょう。
この時に、あなたの音がいつもより
少し太くなっているのを感じませんか?
もし少し太くなっていると感じれたら、
それはいい傾向です!
音色が変わったのは、
あなたの呼吸が変わったからです。
このまましっかり
フルートに息を吹き込んで、
少しでも深い響きが鳴るように
しばらく練習していきます。
④ 身体を起こしてフルートを吹く
さぁ、いよいよ
身体を起こしてフルートを吹きますよ。
両脇腹に意識を集中させます。
しっかりと息を吸い、
両脇腹が膨らんでいるのを感じてください。
では、③と同じように、
中音のGを長く伸ばして
何度か吹いてみましょう。
どうですか?
あなたの音が、
より太くなっていませんか?
もしこの時に、
腹式呼吸の練習を始める前に比べて
太く響きのある音が鳴っていれば、
大成功です!
あなたは腹式呼吸が
出来るようになりました!!
これであなたは、あなたの意思で
息をコントロールすることが可能です!
今後あなたはこの腹式呼吸を忘れず、
長く息を吐くトレーニングを
毎日継続して行っていきましょう!
そうすればより腹式呼吸が定着して、
腹式呼吸を完全マスター出来ますよ!
腹式呼吸の壁を突破して、息を自由にコントロール出来るようになろう!
腹式呼吸をマスターすれば
息を自由にコントロールすることができ、
音色に関する悩みを
ある程度は解決できます。
そうすれば、あなたは
安定した伸びやかな演奏をすることができ、
いずれはフルートパートの
中核的存在になれます。
魅力的な演奏をするあなたのことを、
誰もが認めることでしょう!
腹式呼吸を制する者は、
フルートを制すのです!!
それでは今回記事のまとめです!
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それでは、またお会いしましょう!
tako